ホームページの目的
ホームページが「成功した」と言える目安
ホームページには必ず「目的」が必要です
貴社のホームページを立ち上げる際、このような打ち合わせを制作会社とされておられたのではありませんか?
「どんなイメージがいいですか?」
「何か好きな他社のサイトを教えてください。」
「どんなページを載せましょうか?」
「AのデザインとBのデザインと、どちらがいいですか?」
など。
たしかに、これらの中には私たち制作会社がヒアリングしておかなければならないものもあります。(お客様に参考サイトや好きなサイトを聞くなんてことは全く以て論外ですが…。)
しかし、最初に絶対に決めておかなければいけないことがあるのです。
それは、「ホームページを運営する上での目標」です。
「○○を達成できれば、成功」と言い換えてもいいです。
貴社のホームページの目的はなんですか?
ショッピングサイトであるなら、目的はかなり明確になります。
「インターネットで月間100万円売り上げる!!」
「季節限定商品を期間内に完売させる!!」
「実店舗で必ず売れ残る商品を毎月売り切ってしまう!!」
など、かなり具体的に絞り込むことができます。
では、いわゆるBtoBのビジネスや、小売が発生しない商売、情報提供型ビジネスの場合、目的はどのように決めればいいのでしょうか。
これにも、様々な目的が存在します。
「月間の問い合わせ数を100件獲得する!!」
「月間の資料請求数を50人分獲得する!!」
「メールアドレスを500件獲得する!!」
「説明会に100人呼ぶ!!」
「お客様にショールームへ足を運んでもらう。」
など、ネットと実店舗とでタッグを組んだ目的なども設定できるのです。
トップ営業マンがいる会社などでは、ネットで集客し、実際にお客様と会ってクロージングをかける、と言った手段も取れるのです。
SEOやアクセス数獲得を一番に考えない
訪問先のお客様によく言われるのが、Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンに対する対策や、「月に1万人のアクセスが欲しい!!」などと言った要望です。
当然、これらはとても大切な事です。
しかし、ほとんどのお客さまのホームページは、これが「目的」になっているのです。
月に1万人が訪問したとして、一人当たり1〜2ページしか見られない場合はどうですか?
Yahoo!で○○というキーワードで1ページ目に出ました。でも、それで訪問したユーザーは商品をどのくらいの割合で購入していますか?
ホームページの本当の目的は、ユーザーを誘導した、その後にあるのです。
目的を数値化する
目的や目標は、それが数字できちんと出せないと、判別が付きにくいものです。
そこで、ホームページにおける目標達成率という考え方があります。
「コンバージョン率」というものです。
コンバージョンとは、「訪問者がホームページ上で起こした何らかのアクション」ということです。
商品の購入や資料請求等がこれに当てはまります。
月間1万人がアクセスして、その内の10人が資料請求をしたと仮定すれば、コンバージョン率は0.1%となります。
しかし、このコンバージョン率にはすべての事業者に当てはまる明確な数値というものがありません。
目的によっても変わってきますが、大まかに言うと、だいたい1%〜2%と言ったところでしょうか。