「簡単に作れる」の言葉の影に潜むギャップ
ホームページ担当者のための販促コラム
「簡単に作れる」の言葉の影に潜むギャップ
最近は、「ホームページ作成ソフト」も多種多様で、「プロ並みの…」などというキャッチフレーズで購入者を煽り、「誰でも簡単に高品質のホームページが作れる」ものをよく見かけます。
こうなると、「ホームページなんて誰でも作れる時代なのだから、web制作会社は必要なくなる」とか、「誰でも簡単に作れるのだから、そもそも制作会社の価格は高すぎる!!」などという意見を聞く機会が増えてきました。
でも、よく考えてください。
「ホームページが簡単にプロ並みに作れる」ソフト(もしくはサービス)を使ったからといって、コンテンツまでは自動では作ってくれないのです。
当たり前の話ですが。
私たちのお客様は、それぞれの仕事にたいしてプロフェッショナルで、専門知識も豊富で「どういう部分を営業的にアピールしたいか」まできちんと分かっておられる方々も多いです。
しかし、それをホームページを作る際に、一コンテンツとして文章を書き、それにふさわしい画像を効果的に見せて、訪問者がその要望を満たすためには次にどこをクリックさせて誘導するか…までをやりきれる方はまず、いません。
お客様からヒアリングし、材料の提供を具体的に指示し、それらを一つのコンテンツにまとめ上げることは、ガラス工芸の職人が高温で溶けたガラスに息を吹きかけ、見事にそれをきれいなガラスコップに仕立て上げることと同じです。
我々は、「ホームページを持ちたい!!」というお客様に代わって、サーバーやドメインの手配をし、サイトのデザインをし、様々なプログラムを組み込み、そしてお客様からヒアリングした結果を各コンテンツにまとめ上げる。
Yahoo!やGoogleなどのSEOも当然考えての作業になります。
オープン後は訪問者の足取りを分析し、アクセス解析データをお客様に提供する。
それに基づいてその後の更新作業に着手する。
と、これだけの作業をしています。
とうぜん、「素人でも簡単にプロ並みのホームページができる」ソフトを使っても、ここまでは面倒を見てくれませんね。
お客様はご自分の仕事のプロ。
我々はそのサイトを立ち上げ、更新していくプロなのです。
お互いが対等なビジネスパートナーとしてがっちり協力しあってこそ、素晴らしいサイトができあがるのです。
2010年09月24日 23:50
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