お試しセットの功罪
ホームページ担当者のための販促コラム
お試しセットの功罪
「まずは使ってみて!」
知名度の低い商品を、「お試しセット」などの名目で、格安若しくは無料でユーザーに提供し、商品のよさを認識してもらってからリピート注文してもらう、という手法はマーケティング(特にWebマーケティング)でよく使用される手法です。
ただ、これも良し悪しで、「試したあと」リピーターになってもらえるには商品の特性によります。
比較的安価で、繰返し使用する消耗品やグルメ商品などはリピーターになってもらえる可能性が高いでしょう。
しかし、ある程度高価で、一度購入してしまえば永く使用する製品は「お試し」には向きません。
一度自分で試すことによって、ある程度の満足感が得られ、一気に購入意欲が下がってしまうからです。
商取引、特にネットショップではユーザーの購入したいという気持ちが「熱いうち」に購入のプロセスまで行ってしまわないと、一気に欲しい気持ちが冷めてしまい、結果「別に買わなくてもいいか」となってしまいます。
「お試しセット」は、確かに商品を知ってもらうという広告・宣伝の効果はありますが、ユーザーに「満足感を与えすぎない」という鉄則は守りましょう。
完全品ではなく一部機能限定版やセット商品の一部を提供する、という手法もいいでしょう。
「それってユーザーを騙すことにならないの?」
などと、勘違いはしないでください。
完全版ではないからこそ、非常に安価若しくは無料で提供させてもらっているのです。
2010年07月26日 23:57
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